アルミ箔
包装フィルム
アルミ箔
・アルミ箔とは?
アルミ箔は二種類に分けられます。ボーキサイトからなる原料のアルミをロールにより0.2mm~0.006mmまで圧延し薄く延ばしたものが硬質アルミ箔です。
そこから400℃前後の熱を加えて柔らかくした物が軟質アルミ箔です。
アルミを2枚重ねてロールで圧延する際、ロールに接した面が光沢面になり、アルミ箔同士が接した面がツヤ消し面になります。その為、アルミ箔はどちらが表面、裏面というのはありません。
アルミを重ねず1枚のみでロールで圧延した場合、両面がロールに接するため両面にツヤがあるアルミ箔が出来ます。
・軟質アルミ箔とは?
キッチンなどで使う市販されている家庭用アルミ箔は、軟質アルミ箔です。手で切れるなど加工もしやすく、シワになりやすく折り目から穴が空きやすいです。
・硬質アルミ箔とは?
硬質アルミ箔は、昔からショートケーキなどの下に敷くシートとして主に使われています。軟質とは異なりシワが寄りにくいのが特徴です。平滑性がよく光沢があり、装飾性に優れます。
包装フィルム
・PPとは?
PPは、Polypropylene(ポリプロピレン)の略です。ポリプロピレンフィルムは、軽くて透明性が高く、耐熱性や防湿性にも優れています。また、燃焼時に有毒ガスが発生いたしません。
・OPPとは?
OPPは、Oriented Polypropylene(オリエンテッドポリプロピレン)の略です。日本語では、延伸ポリプロピレンと呼ばれています。ポリプロピレン材を伸ばして加工したフィルムで、丈夫で張りがある、透明度の高いプラスティックフィルムです。
・CPPとは?
CPPは、Cast Polypropylene(キャストポリプロピレン)の略です。日本語では、無延伸ポリプロピレンと呼ばれています。ポリプロピレン材を伸ばさず加工したフィルムで、丈夫で透明度の高いプラスティックフィルムです。OPPとは異なってやや柔らかいですが、引っ張りや引き裂きに強度があります。
・IPPとは?
IPPは、Inflation Polypropylene(インフレーションポリプロピレン)の略です。一般のポリフィルムよりシャカシャカ感がある、熱溶着が可能な透明度の高いフィルムです。フィルム自体の常温強度は強いですが、低温での強度は格段に落ちるため、冷凍などには不向きです。またIPPは防湿性にはすぐれていますが酸素などのガスを良く通すため、長期保存や脱酸素剤を使用したり不活性ガス充填にも不向きです。
・OPP、CPP、IPPの違い、特徴は?
OPP |
CPP |
IPP |
|
---|---|---|---|
フィルム | シート状 | シート状 | チューブ状 |
各種加工 | ○ | ○ | △ |
印刷 | ○ | ○ | ○ |
張り | ◎ | ○ | ○ |
伸び | △ | ◎ | ◎ |
透明度 | ◎ | ○ | ○ |
耐熱性 | ◎ | ○ | ○ |
裂けにくさ | △ | ○ | ◎ |
衝撃耐性 | ◎ | ○ | ○ |
流通量 | ◎ | ○ | △ |
・LDPEとは?
LDPEは、Low Density Polyethylene(ローデンシティポリエチレン)の略です。日本語では、低密度ポリエチレンと呼ばれています。一般的にビニール袋や商品袋、ゴミ袋などと呼ばれており、やわらかくて手触りがなめらかです。HDPEと比べて透明度が高く、引っ張ると伸びるため、様々な場所で活用されています。
・HDPEとは?
HDPEは、High Density Polyethylene(ハイデンシティポリエチレン)の略です。日本語では、高密度ポリエチレンと呼ばれています。一般的にビニール袋やレジ袋、ゴミ袋などと呼ばれており、さわると「シャリシャリ」や「カシャカシャ」という音がします。LDPEと比べて透明度が劣りますが、薄くても非常に丈夫で安価に仕上がるため、様々な場所で活用されています。